こちらもブランキー初期の代表曲である。ライブでは定番曲として演奏されている。
そして、ブランキーの中では珍しく、かなり直接的な表現のエロティックな歌詞と
その怪しい雰囲気が漂う曲である。ギターのチョーキングリフも決まっている。
しかも、エロティックといっても決して下品にはならない。ブランキーの表現性の高さを感じる。
この曲は、姿を消してしまったちょっとイカれた彼女のことを歌った曲である。
この彼女は、主人公に対して懇願するのだ。
むちゃくちゃな想像力で私を犯して欲しい
叫び声が途絶えるまで底のない真っ暗な空間を
高速で落ちていくような快感に私は飢えているの
彼女は純粋にそれを求めているのだ。もはやそれは旺盛な性欲でもなく、ただの純粋な気持ちで。
彼女は、主人公曰くとにかく綺麗な心の持ち主なのだ。
そして、彼女とはそんなアバンギャルドな欲求とは別に、
一緒に自転車で春の公園をデートするような穏やかな日も過ごしたのだった。
この曲の主人公からしてみれば、
そんな純粋な彼女がなぜか自分のもとを去ってしまったことで、
ついに、胸がこわれそうなのだ。
この彼女はあまりにも残酷すぎる仕打ちを彼にしていった。しかも純粋な気持ちでだ。
しかし、主人公は彼女を恨むことすらなく、純粋な彼女を今でも愛しているのだ。
このままいったらこの主人公はついに頭がおかしくなってしまうに違いない。
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