自分にとっての永遠の憧れ、ベンジー
元BLANKEY JET CITY(ブランキー・ジェット・シティのギター・ボーカルの浅井健一こと通称ベンジー。
私にとってベンジーは、自分が若者であった頃、圧倒的なカリスマでした。
ブランキーに関する書物は全て読み漁り、またギターもコピーしバンドまで組んだ。
ブランキーが解散した時は悲しくて泣いてしまったけど、
17歳で初めてアルバイトを始めて、お金を貯めて解散ライブまで行きました。
今は全ていい思い出。あれからもう20年以上たつけど、
ベンジーは自分にとってはいつまでも憧れの人だし、
今のベンジーは、昔よりもずっとフレンドリーな印象で、
SNS時代もあるけど色々と発信をしてくれるようになった。
人間「浅井健一」をより知れるようになって、もっと大切な存在になりました。
最近でもUAと椎野さん、トッキーのスペシャルバンドのAJICOのライブ配信を見ていて
UAにいじられているベンジーを見て思わずニヤッとしてしまった。
枕詞に、ベンジーは元ブランキーと言われるのだが、既にもうブランキーよりSHERBETS(シャーベッツ)の方が活動歴が長いのです。
ブランキー結成から解散までが1987-2000の13年間。
一方でシャーベッツは前身SHERBET(シャーベット※単数形)が1996年から活動を開始し、断続的ではあるが、今も活動が続いている。
ベンジーの詩の世界観
ベンジーは昔から、その類稀なる詩の世界が、絶賛されていたと思う。
昔からよく言われるのは、ベンジーの歌詞は、その音楽と歌詞を聞くと目の前に情景が浮かんでくるということです。
これは本当にそのとおりで、原風景にある映画の風景を見ている気分になるのです。
そして、特にブランキー時代は、少年のような純粋さ、素直さが歌に表現されていました。
今はベンジーも活動歴が長くなり、曲におけるそうした成分は徐々に少なくなっているけど、
この世界に対する想いや信念は変わらず残っていると思う。
この世の中はつらいこと、大変なことも多いけど、もっとシンプルに考えればより良くなるはず。
そんな願いが根底に込められているような気がするのです。
ベイビーレボリューションの破壊力
今回、ブログで取り上げたいのは、シャーベッツが2005年に発表したアルバム「NATURAL」に
収録された「ベイビーレボリューション」。
この曲は、クスッと笑えるユーモアのある曲だけど、とっても大きな世界平和への願いが込められている。
私のうちには、ハイハイをはじめた小さな赤ちゃんがいる。
その子のハイハイを見ていると、ついついこの曲を思い出してしまう。
そして世界が平和でありますようにと思わずにはいられない。
この曲の世界では、世界中の赤ちゃんが、自然発生的にハイハイの行進を始めたのだ。
中には泣き出す赤ちゃん、チュッパをくわえた赤ちゃんも。
とにかくどんどん赤ちゃんが増えていく。世界中の赤ちゃんがハイハイに加わり更新する。
赤ちゃんたちは、何も気にしないで世界中をハイハイの行進を続けるのだ。
その姿を想像して欲しい。
ビルの谷間も、海の上も、ジャングルも、何も気にせずハイハイをしていく。
そして、ついに戦争地帯すらも何も思わずハイハイしていく。
そんな事態に大人たちはただただ驚き、ラジオもテレビもトップニュース!
とにかくその光景を見つめるしかない。
でも、最後には自分たちがなんて愚かなんだと気付かされるのだ。
戦争なんてして、悲しみをつくって、殺し合いをして
一体何をやっているんだと。
赤ちゃんの思うままのハイハイの行進に、頭を撃ち抜かれて、気付かされるのでした。
なんと絵本にまで、しかも奈良美智が絵を担当
こんな、ベイビーレボリューションですが、楽曲が発表されてから約15年後の2019年に、
なんと絵本になったのでした。
これだけ時間が経ってもこのような企画が持ち上がってくるのは、やはり楽曲そのもののユニークさの賜物。
しかもあの奈良美智(ファンです!)が絵を担当してくれたのでした。
この赤ちゃんがめちゃくちゃかわいいです。
これからも歌と絵本を通じて、この曲が広まって、世界平和につながってほしい。
そんなことを思ったまいちゃまでした。
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