C.B.Jimは、12曲が配されているが、4曲ごとに前半、中盤、後半に分かれた構成となっている
と私は考えている。
最初の4曲目までの前半は、激しく勢いに溢れている。
5曲目から8曲目までは、抒情性に富み、切ない気持ちにさせる。
この車泥棒から始まる9曲目以降は、再びBPMが早くなり、怒涛の展開がスタートする。
車泥棒・・・。まず曲タイトルが不穏に感じる。
この曲の主人公は、悪びれもなくただ車を盗む。
車を盗まずにいられない。そして腕は一流。
手癖の悪い、ある種の偏執狂なのだ。
彼が車を盗む理由、それは曲の中で明かされるが、
彼はこの社会に大きな矛盾を感じている。
車泥棒は、彼なりの社会への反抗なのだろう。
演奏はスピーディかつタイトに進み、ギターソロもかっこいいので
プレイリストにこれだけ入れても問題ない。アップテンポで疾走感のあるナンバーだ。

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