ブランキーを聴き続けてきたコアなファンならば、きっと誰もがライブで最も盛り上げる曲を挙げろといえばこの曲を挙げるに違いない。
この曲が演奏されるのは常にライブの佳境であり、ブランキー屈指のキラー・チューンといって過言ではない。
イントロが流れた瞬間に、その場にいる誰もがリミッターをはずし、
「ドキドキするようなイカレた人生」の瞬間を、幸福な気持ちで楽しむのだ。
そう、照ちゃんが叫ぶあの瞬間のように。あそこでは常に頭が真っ白になりどうなってもいいと思ってしまう。
そして、我々は常に「メロンソーダとチリドッグ」の組み合わせを楽しむ。
※モスバーガーくらいにしかないのだが・・・。
C.B.Jimが名盤たらしめている大きな要因は、この曲をはじめライブで定番となっている、
PUNKEY BAD HIP、3104丁目のダンスホールに足を向けろ、ICE CANDY、(通好みの)車泥棒などのライブで演奏されると必ず盛り上げる曲がたくさん入っていることが大きい。
これらの曲には、それまでの前2作に切実にあった切迫感や緊張感はありつつも、
さらにそこから一歩進んで開き直ったかのような「イカレてしまった爽快感」を感じてしまう。
絶望感に苛まれながらも、自分の狂って、この腐った最高に美しい世界をとにかく乗り回していこうというような気概を感じるのだ。
3rdアルバムで、ブランキージェットシティの表現できる世界観がより広がっていったように思う。
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