まもなくぶっこわれる・・・。
タイトルのとおり、強迫症にかかってしまったようなきつい精神状態に陥ってしまった男が、
この曲の主人公である。
イントロのカッティングは、まるで自らの身を切りつけていくかのような尖った音をしている。
ライブでこのイントロをベンジーが弾き始める時には、会場にいる全員が狂喜の声を上げるのだ。
歌詞のフレーズも秀逸で、ただ狂っているわけではなく、なんとかかろうじて日常との接点を保ちながらも、
それでも、これからもうおかしくなっていくだろうという男の諦めの心情を感じずにはいられない。
トイレのドアを開けたら 男同士がキスをしてたんだ
そんな夢を見た朝に限って見つからない靴下
靴下が見つからないなんてちょっと間抜けなフレーズを入れてくるからこそ、
この曲の切迫感や異常さをより際立つ。
個人的なキラーフレーズは歌詞カードにも載らない最後に出てくる言葉
“家に帰ってトムとジェリーでも観ようぜ”だ。
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