おそらく3本のギターを重ねた録音となっており、非常に凝った作りの曲となっている。
ブランキーが活動を通じ、はからずも常にテーマとなってきた、心の純粋さや、大人になるにつれ汚れていくことの怖さを歌っている。
ベンジーの少年性については、ずっと語られてきたことであるが、
この薄汚れた世界の中でも気高く純粋であろうとする気概を感じることができる。
この曲の最初のヴァースはおそらく女性とのことが歌われているのだと思うが、
その相手は残念ながら「すでに変わってしまった」側であるのだと思う。
僕は変わってなんかいない 君が変わっただけさ
大人になるにつれ、色んなことに慣れ、それが当たり前になっていく。
大切な人も交わることですらも、欲に身を任せ何も感じなくなっていくのだろう。
心を震わせるような出来事であっても、無感覚に陥っていくことの怖さ。
でも、僕は変わることはないと強く宣言する。
太陽とか冒険とかクリスマスとか黒いブーツを、子供の頃から変わらず好きな自分で
い続けることをあえて選び取るということ。
あまりにもナイーブな曲であるゆえに、大人になった自分が聞くとハッとさせられる瞬間がある。
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